女優の藤原紀香さん(写真)が紀の川市の果物の魅力を発信する「紀の川市フルーツ大使」に任命された。委嘱式が4月4日、市役所で行われ、藤原さんは「美容と健康に良いフルーツが1年中とれる紀の川市を、日本中、世界中へPRしたい」と笑顔を見せた。
ハッサクやいちじく、桃など全国でも上位の生産量を誇る果樹王国、紀の川市。フルーツ料理の開発や、農業体験イベントを開くなど果物で地域おこしに取り組む。県外へ向けて積極的にアピールしようと藤原さんに依頼した。任期は1年間で、セールス活動や同市のイベントにかかわる。
藤原さんの両親は和歌山県出身。父親は日高地方、母親は岩出市出身で、藤原さんは「父と母が紀の川のれんげ畑でデートして生まれた子どもなので、〝紀〟の川の〝香〟りの名前がつきました。私には和歌山の血が流れていて、ご縁を感じます。大使をきっかけに、和歌山全体の良さも広められれば」と話していた。
この日、藤原さんは紀の川市のめっけもん広場と青洲の里を見学。桃山まつりにはフルーツ大使として参加し、子どもたちに餅まきを行った。まつりに参加していた同市の竹中博子さんは「あら川の桃のように美しく、紀の川市の果物のイメージにぴったり」。同市の山入淑子さんは「おいしい果物をもっと県外へ伝えたかった。紀香さんが来てくれれば百人力」と喜んでいた。
(ニュース和歌山2015年4月11日号掲載)