イラストレーター 木村友紀さん オリジナル図鑑出版

 日常で起こるちょっとした不思議、もしかすると妖怪の仕業かも──。和歌山市出身のイラストレーター、木村友紀さん(33)がオリジナルの妖怪をまとめた『妖怪ずかん1~100』を出版した。

 音楽活動を行う友人のライブ演出用に作ったのがきっかけ。生活の中の〝あるある〟をモチーフに、似合う名前やエピソードを考案した。

 2月発売の図鑑には、夜な夜な使いかけの絵の具のフタをゆるめていたずらする「乾き」、「怒ってる?」と聞くと「怒ってないし!」と激怒する「おこりちゃん」など100体を掲載した。「日ごろ出くわす困った状況だったり、ショックだったり、ちょっとおかしなことを全部妖怪のせいにしました。『あの時のあれってこいつの仕業だったんだ』とクスッと笑ってもらえたら」と目を細める。

 B6判、106㌻、1000円。和歌山市元寺町のベース9で販売。詳細はインスタグラム(yokaizukan)。

写真=「いつか和歌山で個展がしたい」と木村さん

(ニュース和歌山/2021年4月3日更新)