新型コロナウイルスの感染拡大で昨年に続いて中止になった海南市の「黒江めった祭り」。イベントに向け、大事に育ててきためだかの面倒を見てくれる人を募ろうと、実行委は「めだか救い」と題した販売会を5月30日㊐~6月9日㊌、同市黒江の池庄漆器店で開く。
祭りで販売したり、配ったりするため、メンバーが1年掛けて育てためだかは約3000匹。実行委は「めだかの寿命は自然環境で約2年、飼育下でも数年と短く、来年まで持ち越せない。コロナ禍の中、飼育の時間はいやしのひとときになります」と呼びかける。
色々な種類10匹で1000円、ひれが長くなる種類5匹で1500円など。県内在住者限定。希望者は5月19日午後7時以降に専用HPから申し込む。詳細は「黒江めった祭り」フェイスブック。
なお、同じく中止の「きのくに海南歩っとウォーク」で配る予定だったひまわりの種も同期間、配布する。東日本大震災の津波で子どもを亡くした宮城県石巻市の母親がひまわりを育てており、その種を譲り受けた海南市の有志が栽培。この花から取った種をウォーク参加者に毎年贈っている。
(ニュース和歌山/2021年5月15日更新)