大きな災害が起こった後、避難所で生活することになるかもしれません。そんな時、何かと便利なのが新聞紙。和歌山県キャンプ協会理事の林美由貴さんに利用方法を教えてもらいました。
ビニールで覆うと…
《用意するもの》
・新聞紙
・ダンボール
・ガムテープ
・ビニール袋
《作り方》
新聞紙を折って箱を作ります。これをガムテープでダンボールに取り付け、最後にビニール袋をかぶせます。
《ここがポイント》
簡単にできるお皿ですが、熱い豚汁を入れても大丈夫。避難所の炊き出しも、これを小皿に使い、家族分を鍋にまとめてもらえば、全員が並ばずにすみますね。
レジ袋に入れて…
《用意するもの》
・新聞紙
・レジ袋
・ガムテープ
《作り方》
くしゃっと丸めた新聞紙をレジ袋に詰め、ガムテープで止めて服の形にします。
《ここがポイント》
レジ袋が服の形に似ていることから思いつきました。雨ガッパの代わりにもなります。また、同じ材料で簡易トイレも作れます。朝刊1日分を使えば、ケガをした手首を固定できるなど、新聞紙は色んなものに活用できますよ。
普段から工夫する習慣を
身の回りにあるもので足りない道具を作る方法のほか、ロープやナイフの使い方、火の起こし方などを伝える林さん「限られた材料でどうすれば気持ちよく過ごせるか、工夫するくせを普段から付けておくと、災害時に役立ちます。新聞紙はお皿や服、スリッパに、手ぬぐいなどの布は三角巾やほう帯の代わりに。他に何ができるか、考えてみてくださいね」
(ニュース和歌山/2021年7月10日更新)