山田のリアルな飯画展
すき焼きや煮込みハンバーグ、オムライスとおいしそうな料理の写真がずらり…って、えっ、これが絵!? 和歌山市の写実絵師、山田めしがさんが「山田のリアルな飯画(めしが)展」を9月18日㊏〜20日㊊、和歌の浦アートキューブで開く。「新型コロナウイルス禍でお出かけを自粛し、気持ちが沈んでいる人も、作品を見ておなかを空かせながら、幸せな気持ちになってもらえれば」と笑顔を見せる。
幼いころから絵を描くのが好きだった山田さん。10年ほど前からは風景画や似顔絵の個展を重ねてきた。2年のブランクを経て、昨年5月、再び筆を執ったが、コロナの影響で展覧会が開きにくい状況。「だったら、描いているところをユーチューブやティックトックで広めよう」と制作風景を公開し始めた。
モチーフに選んだのは、ピーマンの肉詰めや卵掛けごはん、ピザトーストなど、食卓に並ぶ家庭料理だ。自身で作った料理を見ながら、ポスターカラーを使って描く。1作品には10〜20時間かける。「見てくださった方からは『人間カラーコピーですか?』との声をいただくことも。『これって写真?』が一番のほめ言葉です」とにっこり。
今展は飯画80点のほか、創作風景画20点を出品する。午前11時〜午後6時(最終日7時)。なお、ユーチューブは「山田のリアルな飯画」、ティックトックは「@ymd725」。
写真=見ているとおなかが鳴りそうな作品が並ぶ
(ニュース和歌山/2021年9月11日更新)