端午の節句を控え、海南市大野中にある春日神社にかぶと飾りや子どもたちの願い事をつるした100匹以上の鯉のぼりが飾られている。
同市で2月と3月に開かれる「紀州海南ひなめぐり」の会場になっている同神社。訪れた男の子から「ひなまつりは女の子の祭りやしなあ…」との声が聞かれたのを受け、近隣の子どもたちとその保護者の協力を得て、昨年からこどもの日の前にかぶと飾りと鯉のぼりを展示している。
〝バレリーナになれますように〟〝ふくやさんになりたい〟。拝殿に並ぶ長さ80㌢の鯉のぼりには、子どもたちの夢がずらり。〝もっと計算が速くなりますように〟〝漢字検定に受かりますように〟など目標を書いたものもある。子どもたちが折り紙やビニールで作った鯉のぼりも飾っており、「男の子も女の子も元気にすくすく大きくなってほしいですね」と三上秀信宮司。
5月5日(火)まで展示。短冊には女の子も大人も書ける。短冊をつるした先着100人は最終日に行くと鯉のぼりを持ち帰れる。同神社(073・483・7547)。
(ニュース和歌山2015年4月25日号掲載)