お父さん 昨日始まった映画『ONODA』を見て来たよ。
きくこ オノダって?
お父さん 「最後の日本兵」と言われた、海南市出身の小野田寛郎さんだ。第二次世界大戦が終わる直前にフィリピンのルバング島へ送られ、戦争が終わった後も30年近くジャングルに潜んでいたんだよ。
きくこ なんで30年も?
お父さん 秘密部隊にいたから、戦争が終わったと信じなかったようだね。1974年に帰ってきたんだ。
きくこ その後は?
お父さん ブラジルと日本の両方で生活したんだ。1984年には小野田自然塾を始めてね。ジャングルでの経験を生かし、子どもの教育に取り組んだよ。
きくこ すごい人だね。
(ニュース和歌山/2021年10月9日更新)