厳選した飲食店を星の数で評価するガイドブックの西日本版『ミシュランガイド京都・大阪+和歌山2022』が22日に発売された。県内からは二つ星2店、一つ星6店を含む85店が紹介されている。

 フランスのタイヤメーカー、ミシュランが1900年に発行を始めた同誌は、30年代からグルメに特化した内容に。匿名の調査員が店を訪問し、素材の質、調理技術の高さ、味付けの完成度など5項目を基準に、星1~3の3段階で評価する。

 県内の店が取り上げられるのは今回が初めて。本紙配布地域では二つ星に和歌山市の寿司店「鮨義心」、岩出市のイタリア料理店「ヴィラ・アイーダ」が、一つ星には和歌山市の「オテル・ド・ヨシノ」などが選ばれた。

 発売前日の21日には、和歌山市松江のツタヤウェイガーデンパーク和歌山店で発売記念イベントが行われ、ミシュランのキャラクター、ミシュランマンと県観光PRキャラクターのわかぱんが宣伝した(写真)。ミシュランの三輪唆矢佳広報部長は「山の幸、海の幸が豊富で素晴らしい店も多い和歌山県。この本を参考に、まだ知らなかった名店に足を運んでもらいたい」と呼びかけている。

 A5変形判、320㌻。3498円。

(ニュース和歌山/2021年10月30日更新)