和歌山市観光協会は漁業と飲食店を組み合わせた新しい観光「海辺で過ごす休日 食体験」の実証事業を2022年1月15日㊏〜19日㊌に行う。同協会は「漁業、飲食業、観光業、交通などが連携し、和歌山の魅力を高めたい」と意欲を見せる。

買い物客でにぎわう漁港

 

 新型コロナウイルス禍で落ち込む観光需要の回復を目的に、地域の観光資源を生かした新しい旅をつくる観光庁の事業。雑賀崎や加太など魅力的な漁師町があり、豊かな漁場として知られることから、海の幸を味わえる3つのコースを提案する。

 「魚市場ガストロノミー」は雑賀崎漁港で、魚料理に定評のあるレストランのシェフから魚介の見極め方や食べ方を教わり、購入した食材をシェフが調理する。「大漁体験」は漁船または雑賀崎シーパークで釣りを体験し、獲った魚を和食料理人が調理。「BBQ」はイタリア料理のシェフが監修し、加太のおさかな創庫に設けた1日限りのレストランで海の幸を味わう。いずれも調理中の待ち時間に周辺観光できる。

 無料モニターを募集中。申し込みは12月19日までに専用フォームから。抽選で計20人。詳細は「海辺で過ごす休日 食体験」。

(ニュース和歌山/2021年12月11日更新)