ベニーはアイドル

 当園の園長はツキノワグマのベニーちゃんです。1994年にやってきて、今は推定28歳です。ベニーちゃんのご飯は蒸したサツマイモと、クマの専用エサ。毎日、おばあちゃんとは思えない完食ぶりです。

高齢なので動きがゆっくり

 

 食欲おう盛なベニー園長は12月下旬に仕事納め(冬眠)をします。野生のサイクルを風化させないためのもので、いつになるかは、飼育員が気温を見て決めます。去年はヒョウやミゾレが予想外に降り始めたため、12月17日になりました。今年はさらに早まり、10日に仕事納めをしました。「冬眠中」の看板が出ているので、仕事始めの3月下旬をお楽しみに!

 冬眠中は、お部屋にあるフカフカの牧草ベッドで寝て、1日おきにご飯を食べます。部屋は温かくてとっても快適。インスタグラムで冬眠中の様子を発信する予定です。

 そんなベニー園長は私たちのアイドル的存在。ぽかぽか陽気の春は仰向けになってお昼寝し、夏はセミの鳴き声を聞きながらプールで涼み、秋は活発に動き回って無邪気な格好を見せてくれます。元気に長生きしてほしいと思います。

今回の担当:木村明日香さん

 

 さて、1月1~3日は園内に飼育員お手製の「アニマルおみくじ」を設置します。一人1回(無料)の数量限定です。

 モデルは動物で、例えば「ペン吉」は「スイスイ泳いでつらいことも切り抜けられるかも」といった内容と共に、動物の絵も描いています。リアルな絵やゆるキャラ風のかわいいものなど、「お客様に1年間良いことがありますように」と願いを込めて作りました。

 なお、12月〜2022年2月は火曜休園となります。年末年始は開園しますので、ぜひお越しください。

(ニュース和歌山/2021年12月11日更新)