新型コロナウイルス感染拡大を受け、和歌山県がまん延防止等重点措置期間に入り約半月。この原稿締め切りの15日時点で期間延長の話はないが、さて…▼大きな影響を受けている観光業。2月の和歌山だと、紀南の梅林が思い浮かぶ。例年なら見ごろを迎えているであろう南部梅林、田辺梅林とも2年連続での開園中止を余儀なくされた▼そんな梅の産地にとって、うれしい話題となっただろうか。北京冬季五輪カーリング競技で女子日本代表ロコ・ソラーレが試合の休憩、通称〝もぐもぐタイム〟に紀州産南高梅を使った梅干しを食べているとの報道を見つけた。梅干しに含まれるクエン酸が、疲労物質の乳酸を水と二酸化炭素に分解し、外へ出してくれるそうだ▼梅の花言葉を調べると、「上品」「高潔」「忠実」、そして「忍耐」。コロナ禍、梅が咲いている時期は耐え忍べということか。ちなみに梅干しでだ液が多く分泌されると、リラックスできるらしい。おうち時間が長引き、イライラした時にぜひ。 (西山)
(ニュース和歌山/2022年2月19日更新)