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 東日本大震災の被災地復興支援イベント「スマイルレインボー」が5月10日(日)、海南市多田の一灯舎で開かれる。これに合わせ、出演者のローガン亀井さんが復興支援ソング『母なる大地』をリリースする。

 和歌山市のフラダンサー、寺下直美さんが2013年に始めたイベント。音楽やダンスの舞台、菓子などの店が並び、出演者や出店者からの参加費と会場で集めた募金を被災地へ送っている。

 約40年間、和歌山で音楽活動を続けるローガンさんは、寺下さんからイベント出演の依頼を受けた。しかし、チャリティイベントに合う「ふるさと」「命」をテーマにしたオリジナル曲がなく、和歌山市で音楽スタジオを営む羅布陽介さんが『母なる大地』を作詞作曲。ローガンさんの低音の歌声に曲のイメージが重なり、CDを制作した。

 曲は、環境破壊や原発事故を踏まえ、子どもたちに自然環境をどのように残してゆくのかを訴える。羅布さんと弟子の中井十詩(とし)さんがゆったりとしたメロディを奏で、ローガンさんが情感たっぷりに歌い上げる。「青空や大地など壮大な自然をイメージして歌います。CDを聞くたびに被災地へ改めて意識を向けてもらえれば」とローガンさん。

 イベントは午前10時~午後3時半。無料。寺下さん(nao3keito9shuhei
0703@docomo.ne.jp)。CDは500円、会場で販売。売り上げは全額被災地へ寄付する。TSMレコーズ(073・413・0055)。

写真=「被災地に意識を」とローガンさん(後列中央)

(ニュース和歌山2015年5月9日号掲載)