4月23日㊏~6月5日㊐、和歌山市吹上の和歌山県立博物館。和歌山県内には奈良時代から明治時代までの大般若経が200件近く伝来している。中でも紀美野町の小川八幡神社には、奈良時代~室町時代の写本を多く含む貴重なものが伝わり、東京大学史料編さん所と同館の4年にわたる共同調査で、全ぼうが判明してきた。

 今展では、初公開となる同神社の大般若経はじめ、海南市の長保寺に伝わり、僧の堅海が7年かけて一人で書写したものなど137点を展示。午前9時半~午後5時。㊊休み。520円、大学生310円、高校生以下と65歳以上無料。同館(073・436・8670)。

大般若経巻438(小川八幡神社蔵・奈良時代)

(ニュース和歌山/2022年4月23日更新)