5月3日㊋午後7時、和歌山市新和歌浦の和歌浦漁港。15日㊐に開かれる和歌祭は今年で400年。例年、和歌浦地区内を練り歩く渡御行列が和歌山城周辺に場所を移して行われることから、「和歌浦の皆さんに楽しんでもらえる別の催しを」と式年大祭実行委が企画した。堤防から打ち上げられる1000発の花火が夜空を彩る。
実行委によると、和歌浦で花火大会が開かれるのは約60年ぶり。地元の写真家、松原時夫さん(82)は1957~59年に撮った作品を大切に保管する。「7月下旬に不老館(今のアートキューブ)前、8月上旬に新和歌浦と夏に2つの花火大会がありました。陸からだけでなく、船に乗って海から楽しむ人もいました」と懐かしむ。
当日午後4時~9時、漁港で「和歌の夜市」も。雨天の場合、4日㊌に順延。
写真=松原さんが1958年に撮影した和歌浦の花火
(ニュース和歌山/2022年4月30日更新)