怖さ：２
里の妖怪
出没地域：和歌山市
和歌山市に住むＡさんは、毎日のように夕方になると山手にある自然公園の遊歩道をウォーキングしているが、何日かに一度、行く手を遮られる。突然、襟首や袖、服の裾を引っ張られ、動きを止められるのだ。不思議に思って振り返るが、誰もいない。ズボンの裾を持たれて尻餅をついたこともあるらしい。大事には至らなかったが、それからはウォーキングの頻度も減ったそうだ。古い本によれば、これは袖引き小僧の仕業だとされる。いたずら好きの妖怪だが、それ以上の悪さはしない。きっと妖怪も遊び相手が欲しいのだろう。
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（ニュース和歌山／2022年5月28日更新）
