宅配便で使われたり、スーパーで売られている野菜が入っていたり、いろんな場所で目にする段ボール箱。どんな風に作っているのか、和歌山市吐前の明楽ダンボール工業で教えてもらいました。
①切り分け
紙を作る工場から届いたシートと呼ばれる大きな紙を機械に置き、箱の元になるよう1枚1枚切り分けます。
②印刷・のりはり
組み立てやすくするため、段ボールに折り目を入れ、文字やイラストを印刷します。この後、のりで紙同士をくっつけます。
③くくって出荷
5~10枚をセットにしてビニールひもでくくり、出荷できるようにまとめます。
どうして頑丈なんだろう?
段ボールは3枚の紙が重なってできています。箱にした時、外側になるのが「表ライナー」、内側は「裏ライナー」、その2枚に挟まれた波のような形をしたのが「中ライナー」。中ライナーのすき間がクッションになるので、力を加えても破れにくいんです。
明楽ダンボール工業の松尾恭幸さん
「段ボールは箱にするだけでなく、お皿や壊れやすい機械の部品を衝撃から守るために敷くこともあります。工場の作業中に出た切れ端はリサイクル業者が新しいシートに作り変えるので、環境にやさしいんですよ」
(ニュース和歌山/2022年6月11日更新)