7月10日㊐まで、和歌山市吹上の和歌山県立博物館。江戸時代後半に活躍した文人画家、介石には多くの弟子がおり、技術や志が受け継がれた。今展では師匠としての介石に注目。介石による題字の下に弟子10人が山水や梅、竹などを描いた「泉石嘯傲図(せんせきしょうごうず)」、弟子の紀伊藩士、小笠原簡斎へあてた書簡はじめ、弟子の野呂松廬、野際白雪、影響を受けたとされる岡本緑邨らの作品合わせ43点を展示。午前9時半~午後5時。㊊休み。280円、大学生170円、高校生以下と65歳以上無料。6月19日㊐、25日㊏、7月3日㊐、9日㊏各午後1時半から学芸員による展示解説。同館(073・436・8670)。
写真=岡本緑邨作
(ニュース和歌山/2022年6月18日更新)