和大観光学部 笠原将太さん キリマンジャロに挑戦

 和歌山大学観光学部4年の笠原将太さんが、大学生活最後の思い出にと12月、アフリカ大陸最高峰のキリマンジャロ登頂に挑戦する。寄せられた千人の夢や目標を背負い、山頂を目指す計画で、「みなさんの夢を書いた紙と一緒に、頂上で写真を撮りたい」と目を輝かせる。

「過酷な挑戦ほどワクワクします」と笠原さん

 北海道出身。両親の影響で、サーフィン、カヌー、クライミングと様々なアウトドアスポーツを経験し、和大ではアウトドアサークルを立ち上げた。卒業前に大きな事をしようと、世界の名だたる山への挑戦を決意。数ある名峰のうち、山頂付近から見える朝日と星空が美しいと登頂経験者から教わったキリマンジャロを選んだ。

 12月中旬に現地へ向かい、2週間かけて登る。これに向け、今月末から1ヵ月、高地トレーニングと資金調達を兼ねて、白馬岳や槍ヶ岳などがある中部山岳国立公園の山小屋で働く。

 夢や目標は7月から募集。「演劇と観光をつなげたい」「ブランドを立ち上げたい」など、1ヵ月で150人から集まった。「目標は千人です。応援してくれる人たちの夢を僕も応援できれば。たくさんの人の思いを背負って登頂に挑む様子はSNSで発信します。見た人に勇気を持ってもらえたらうれしいですね」と話している。

 インスタグラム(@ks___.sh)、メール(1000kilimanjaro@gmail.com)で12月10日まで受け付ける。応援メッセージも歓迎。

(ニュース和歌山/2022年8月20日更新)