怖さ：４
山の妖怪
出没地域：橋本市
橋本市に住むＴさんは子どものころ、「五八寸」を見たと言う。耳馴染みのない名前だったので、詳しく聞くと、なんでも坂道を団子のようになって転がってくる蛇なのだそう。人前にはめったに姿を現さないが、これを捕まえれば祟られ、噛まれれば死に至ると聞かされていた子どもたちは、絶対に近づかなかった。名前の由来は、胴回りが五寸で、長さが八寸だからと言われている。話を聞くと、「つちのこ」によく似ているので、呼び方の違いなのかと思った矢先、Ｔさんが付け足すように、「小さいツノがはえてたわ」と一言。妖怪は奥が深い。
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（ニュース和歌山／2022年12月３日更新）
