2015052703kosodate 幼稚園と保育園の機能を併せ持つ「認定こども園」の普及や、地域の子育て支援拠点の充実を定めた内閣府の「子ども・子育て支援新制度」が4月に始まったのを受け、和歌山市は子育てプランナーを新たに設け、市役所東庁舎2階に専用カウンターを開設した(写真)。複雑化する相談の窓口となり、関係機関へのパイプ役を担う。

 子育て支援課、こども家庭課、保育こども園課が集まる東庁舎2階。「どこに通わせたらよいか」「急用時に預けられるところはないか」「子育てがしんどい」「発達に不安を感じる」といった幅広い悩みに対し、窓口を一本化することで、どこに相談すればいいか分かりづらい点を解消する。

 相談者とプランナーが対面し、活用できる制度の説明や育児相談に応じるほか、各課や保健所、つどいの広場、サークルなど内容に応じた機関を紹介する。

 プランナーの元保育士、立石晶子さんは「働き方や育児の状況は人それぞれ。その人に合った情報を提供し、一緒に考えていきたい。市役所に来るには勇気がいるが、私も子育て中のママなので、気軽に相談に来てください」と話している。

 火、木、金は市役所、月、水は同市中之島の地域子育て支援センターで対応。子育て支援課(073・435・1329)。

(ニュース和歌山2015年5月27日号掲載)