国内の人気モデルが多数出演するファッションフェスタ「東京ガールズコレクション(TGC)」が2月11日㊏、和歌山市手平のビッグホエールで開催されます。関西で初めてとなるこのイベント、県内に住む11歳以上を対象にしたモデルオーディションで唯一、小学生ながら合格したのが同市の岡野瑚々さん(12)。「本番がとても楽しみ。この気持ちのまま、ステージでポーズを決めたい」。輝く舞台に思いをはせます。
夢の舞台へ
──TGC出演が決まりました。
「オーディションを受けるのが初めてだった上、TGCは低学年からあこがれていたステージ。合格して以降、ずっとソワソワしています」
──なぜ応募を?
「2年生のころからおしゃれに興味があり、小学生向けのファッション雑誌を読んでいました。同い年くらいの女の子がかわいく写っているのにあこがれて、キッズモデルになりたいと思ったのですが、好きな雑誌のモデルに必要な身長がまだなく、あきらめました。時間が経ち、和歌山でTGCの開催が決まりました。一般向けオーディションがあると両親から教えてもらい、あのころの夢を叶えられるかもと参加を決めました」
──書類審査を通過し、昨年12月の公開オーディションにのぞみました。
「マリーナシティで開かれ、1分間の自己PRではY字バランスを披露しました。5歳から続けているチアダンスのおかげで、緊張せず人前に立てるので、ランウェイでは胸を張って歩くことに集中できました」
自分らしい姿で
──応募600人から8人が選ばれた中で、たった一人の小学生です。
「名前が呼ばれた時、応援に来てくれたおばあちゃんが飛び跳ねて喜ぶ姿を見て、『おばあちゃん孝行ができたかな』とうれしくなりました」
──好きなモデルは?
「スタイル抜群で、テレビや雑誌でも堂々としていて、でもおもしろくてチャーミングさもある中条あやみさん。あとスラリと身長が高く、演技が上手な茅島みずきさんです。二人とも今回出演されると知ってから、会えるかもしれないと楽しみにしています」
──将来は芸能界に?
「今は自分が表に立つより、キラキラした世界で頑張っている人を支えるマネジャーに興味があります。応援したい、人気者になってほしい人を世の中の人に知ってもらうための素敵なお仕事だと思います」
──TGCまであと1週間です。
「緊張よりもワクワクする気持ちが強いです。今まで雑誌の中だけで見てきたモデルさんたちと一緒に、全国から来たたくさんの人が見上げるランウェイを胸を張って歩きます。大人っぽく、格好良く見られたい気持ちもありますが、悔いのないよう、自分らしく元気な姿でがんばります」
(ニュース和歌山/2023年2月4日更新)