選抜高校野球が3月23日(金)に開幕する。本紙は今号で和歌山代表の智辯和歌山を特集した▼昨夏の甲子園では沖縄・興南に6点差を逆転し、アルプスを湧かせた智辯。大阪桐蔭に1点差で負け、昨年の秋季大会でも決勝で大阪桐蔭に敗れたが、「強打復活」と期待の声は大きい▼実は筆者、試合観戦も好きだが、応援団の大ファン。特にブラスバンドは、多くの学校が採用するようになった『アフリカンシンフォニー』、ビッグイニングを呼びこむ〝魔曲〟と言われる『ジョックロック』など、数々の名曲をいち早く取り入れた。ラジオの前で曲に合わせて応援し、勝利の校歌が流れると母校でもないのに校歌を口ずさむことも…。歌の間、地元代表チームを誇らしく感じる▼全国の舞台で活躍する和歌山の球児たち。応援する私たちは、声を重ね、試合展開に合わせて喜怒哀楽を共有することで、地元愛を深められる。こうした機会を一度でも多く経験できるよう、球児たちと共に優勝を目指したい。 (林)
(ニュース和歌山/2018年3月17日更新)