19日に東証マザーズに上場するメルカリ。スマートフォンやタブレット端末で使うフリーマーケットアプリで、リサイクルショップやネットオークションと違い、売り手が価格を決め、購入希望者は価格交渉できる▼頂き物のタオル、読み終えた本、着なくなった洋服と、我が家でも不要品処分にたびたび利用した。捨てようとしたものでも、必要としてくれる人の元に渡るのは気分がいい▼フィンランドでは2012年から年2回、自宅前や公園でだれでもフリーマーケットを開ける「クリーニングデイ」が設けられたそう。リサイクルやフリーマーケットが身近な存在という訳だ▼使わなくなった食器を集め、決まった日に配布するもったいない食器市や役目を終えた学生服をリユースする店、行政による粗大ゴミ家具の修理活用と、和歌山でもちらほら、〝捨てる〟以外の選択肢が増えてきた▼捨てるか、再利用するか、譲るか、売るか。手放し方を決めておけば、おのずと物を大切に扱えるようになるはず。 (島本)
(ニュース和歌山/2018年6月16日更新)