世代、地域結ぶアート
先月、地元加太で行われた「まちのトレジャーハンティング@加太」に参加しました。今まで気づかなかった町の資源や魅力を「お宝」として発掘するため、チームで町を歩きました。翌日の提案の場で、加太の魅力は心の距離感が近い住人同士の付き合いだと考え、おいやん、おばちゃんのコミュニティを見える化し、観光客ともつなげられるスポットの実現に向けて動いていけたらと発表しました。
現在の加太は、まちづくりへの熱量が上がっています。地域活性化に長年取り組んできた人たちがいるからこそ、たくさんの想いや企画が集まっており、地元の多世代とつながりがある私は、加太の内外を結ぶパイプ役としてその魅力を発信したいと考えています。
9月21日㊏に開く「加太竹燈夜」で竹あかりをプロデュースします。アートが魅せる幻想的であたたかい世界観を作りたくて、かかわって5年目。「加太竹あかりプロジェクト」も立ち上げ、同じ想いでいろんな所から集まった仲間と加太観光協会のメンバーが共に作る場を持ち、新たなコミュニケーションが生まれています。かかわり、交わりから加太に愛着を持ち、足を運ぶきっかけになります。
このほか、秋に親子で仮装して町歩きを楽しむ「加太ハロウィンウォークラリー」を企画。路地の良さや日常の空気を感じてもらえたらなぁと思っています。参加者同士も仮装することで、心の壁が減り、親近感が生まれます。
また、加太の思い出を五感を通して記憶する一つにもなればと、加太をイメージしたアート作品のおみやげを生み出し、宿泊施設などで販売し、体験の場を設けています。
アートが人と人をつなぎ、笑顔が広がるとうれしくて、これからも地域活性化のお手伝いをしていきたいです。
(ニュース和歌山/2019年8月17日更新)