映画を見ながら手拍子したり、声援を送ったり、さらにはペンライトを振ったり。そんな形で観客が参加する「応援上映」がここ数年、ウケているそうだ▼映画館同様、静かに鑑賞するのが常識の博物館だが、夏休み中の有田市郷土資料館は親子連れのにぎやかな声であふれている。本紙人気連載「妖怪大図鑑」の著者、マエオカテツヤさんのイラストが並ぶ企画展「わかやま妖怪珍道中」が開催されている▼「和歌山で見つかった猫又ってどのぐらいの大きさやった?」「何て書いてあるか、一緒に探してみよ」。展示を見ながら楽しめるクイズ&スタンプラリーも実施中。一般公募した有田のみかん妖怪約500点も力作ぞろいで、「『ビタミンCを取りなさい』とみかんを配り歩く」など、絵に添えられたユニークな特徴も見どころだ▼企画展に関連し、あす25日㊐午後1時半から、マエオカさんによるトークを開催。イラストショーも交えたイベント、巧みな話術で観客を巻き込むマエオカ節をぜひ。 (西山)

(ニュース和歌山/2019年8月24日更新)