提案者:化粧師秀 (ドリームファクトリー代表)
和歌山県民は内向的、消極的とよく耳にします。コンサートでもノリが悪いとか、講演会でも相づちが少なく、愛想が悪いとか言われることも。私の化粧教室でもキレイになった姿に喜んでいるのか、判断に戸惑う事があります。聞くと「実はうれしすぎて感動していた」なんてことも。はっきりと言葉にして、表情を変え、表現する意識が少ないのではないでしょうか。表現は大切なコミュニケーション能力だと考えます。
そこでまずご家庭で強化運動をしてみませんか? 合言葉は「朝と夜は鏡の前で自分自身に向かって笑顔で『いいね!』をする」。歯磨きや化粧をした後、帰宅後とか、ライフスタイルに合わせ、数秒の動作を追加するだけです。
初めは照れくさいので一人でこっそりと、慣れたら親子や夫婦間で互いに「いいね!」のやりあいっこ。コミュニケーションが取れるし、顔を見合わす習慣ができます。
なぜ、自分自身に声を出して「いいね!」なのか? それは「人は自分のイメージした通りにしかなれない」からです。シワやシミ、老けた顔を見て「ダメだ!」と言えばもっとダメになる。表現下手だと思えば表現下手になる。笑顔をカタチにするから笑顔になれる事柄がやってくる。だからとにかく先に「いいね!」をするのです。
「こんなことぐらいで」と思いますが、実はこれって潜在意識の能力開発に働きかける効果が絶大なのです。鏡に映る姿(視覚)に対して、自己肯定の言葉(聴覚)を脳に植え付ける事によって自然と表現豊かな県民になっていくのではないでしょうか?
化粧をプロ仕様に変えただけで自己肯定感が増し、自信が持て、より積極的に活躍する方々をたくさん見てきました。そんな人は「自分はキレイ」とイメージするのです。少し意識を変える、それを1週間、21日と繰り返し癖にすれば、習慣が変わり、性格も人柄も変わります。さぁ今日から鏡を見るたびに「いいね!」、皆でしてみませんか?
この法案にご意見を
「賛成・反対・どちらでもない」のご意見とその理由、氏名、年齢、職業、住所、電話番号を書いてお寄せください(匿名希望の場合、その旨も)。次号以降掲載します。抽選で毎月3人に1000円分のクオカードを贈ります。
なお、皆さんからの「和歌山よくする法案」も募集中です。
【応募先】
編集部「よくする法案」係
郵送=〒640・8570ニュース和歌山
FAX=073・431・0498
メール=nwtoko@nwn.co.jp
法案への読者の声
1月31日号掲載 「郷土の歴史 体験学習で学ぼう」
素晴らしい資源や文化を持つ郷土和歌山の歴史を、実際に現地に出かけて、体験学習で学びましょう。 (無職・草野智行)
◎大和の人たちが憧れの海見たさに和歌の浦を訪れ、その感動を詠んだ歌が収められている万葉集。歴史の勉強は年表の数字や本の暗記だけでなく、現地に足を運び、目で見て体で感じることが大切。私たちはもっと生まれ育った土地の歴史、文化をしっかり見つめ、成長することが必要。子どもたち、建物から出て地図を持って歩こう。(無職 匿名・69歳)
◎悠久の歴史を誇る和歌山のことを若者に口や書面だけで伝えていくのは困難。大半の若者が和歌山より他府県や外国に興味を持っているから。しかし和歌山を詳しく知らずに、他の地域の良さが分かるだろうか。和歌山の歴史や大自然の奥行きの深さを肌で感じ取ってこそ、他の地域との違いや、お互いの良さが分かってくる。(塾講師 中川祐一・56歳)
◎史実を教えることには賛成だが、提案者の趣意には「昔は栄えていたんだぞ」という自信を植え付けようという意図が感じられる。それ自身に異議はないが、現状の和歌山を見ると「そんなに栄えていたのになぜこんなに衰退したのか?」という疑問が湧いてくると思う。この法案はいわば両刃の剣。(会社員 匿名・55歳)
1月24日号掲載 「ウォーキングは白い服装で」
◎自転車をよく使う私は、仕事をしていないし、なるべく夕方や夜は出かけないようにしているが、たまに用事で夕方になってしまう。そんな時、真っ黒の服装でウォーキングや犬の散歩をしている人と出会い、ヒヤリとする。自転車のライトを付けているので、相手は分かっていると思うが、こちらは分からない。この法案が広まることを望む。(主婦 笠松文子・68歳)
◎運転手目線から言わせてもらうと、夜間の細い道の歩行者ほど怖いものはない。運転の苦手な人ならなおさらだ。暗い服装の歩行者は渋滞や事故の潜在的な要因になっているのではないだろうか。目立つ服装に加えて、必要な場所に必要な舗装工事をしていくことで、歩行者と運転手を守る和歌山であってほしい。(会社員 匿名・38歳)
(ニュース和歌山2015年2月7日号掲載)