提案者:福森 佳子(NPO法人ブルーオーシャンフォーチルドレン)

 

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 皆さんは和歌山が好きですか? この美しく豊かな和歌山の自然を大切に思いますか? 身近にありすぎて、ついつい忘れそうになりますが…。

 私たちブルーオーシャンフォーチルドレン(BOC)は、2011年4月、海山川がある自然豊かで美しい和歌山を次世代の子どもたちにつなげてゆくために設立し、海の専門家による学習会や、魚の料理教室などを開催しています。海岸清掃と地引網体験のイベントにはたくさんのご家族に参加いただき、みんなで汗を流しながら浜辺をきれいにし、水の環境学習も取り入れ、海の恵みをいただきました。

 環境省や文部科学省においても「生命を尊び、自然を大切にし、環境の保全に寄与する態度を養うこと」と、環境教育を学校授業に取り入れようとしています。行政やNPO、企業が連携し、地域の人とコミュニケーションを取る体験型の学習やイベントも活発になっています。

 地球温暖化や異常気象、自然災害と、私たちを取り巻く環境は少しずつ変わっています。平均気温が1度上がることは、地球規模で考えると絶滅してゆく動植物があるということ。シロクマも生きてゆけないことになってしまいます。

 そこで私からの提案! 市民の皆様、毎日一つでも環境に良いことを考えたり、行動したりしてみませんか? 日常生活の中で環境問題を考えると、ごみを捨てる時に、分別やリサイクルを意識したり、「もったいないかな?」と考えたりするようになりますね。普段何気なくしていることも、環境保全につながることは多いと思います。

 みんなが毎日一つずつでも環境を考え、一人ひとり小さくても、その一つひとつの行動の積み重ねにより、豊かな自然は守られていきます。美しい和歌山、美しい自然を子どもたちに残していきたいと思いませんか?

この法案にご意見を

 「賛成・反対・どちらでもない」のご意見とその理由、氏名、年齢、職業、住所、電話番号を書いてお寄せください(匿名希望の場合、その旨も)。次号以降掲載します。抽選で毎月3人に1000円分のクオカードを贈ります。

 なお、皆さんからの「和歌山よくする法案」も募集中です。

【応募先】

編集部「よくする法案」係

郵送=〒640・8570ニュース和歌山

FAX=073・431・0498

メールnwtoko@nwn.co.jp

法案への読者の声

4月4日号掲載掲載 小・中・高に「地元」という科目を

 県全体の子どもたちが色々な地域の情報を共有し、学ぶ「地元」という科目ができれば、和歌山の魅力に気付き、地域活性化にもつながります。(和真庵茶道教室代表・梅原宗直)

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 和歌山県には名所旧跡があり、それに果物、野菜、魚類が豊富だ。しかし、PRする人が少ないと思う。また、働く場所があまりないので、東京や大阪などに若い人たちが出て行ってしまう。もう少し地域の情報を子どもたちに提供すれば、地元の良いところが見え、活気ある県になると思う。(無職 匿名・84歳)

  本法案は地元愛の精神を培うには適しているので、和歌山に限らず、全国的に普及させるとよいと思う。計12年間という長いスパンで、地元の歴史の根源から今現在までを学ぶだけではなく、さらに深く歴史を研究させることで、子どもたち自身が自主的に物事を考えるという方向に持っていけるという期待もある。(契約社員 川﨑健太・32歳)

 初めて会った人に出身地を聞かれ、和歌山のことを質問された時にうまく答えられなかったことがあった。その経験から、子どものころからちゃんと地元の魅力を伝えることは必要だと思う。(会社員 匿名・36歳)

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 地元の良さは、学校で強制的に学ばせるものではないし、地元の良さといっても主観によるところが大きいので、何をどう指導するか判別が難しい。また、新科目をつくると、肝心の教科内容を削ることになる。成長過程にある生徒より、大人が地元に関心と誇りを持つための学びの機会をつくるべき。そして、家庭で子どもに地元のことを教えればよい。(自営業 山本茂史・50歳)

3月28日号掲載 「和歌山を世界の海上物流拠点に」

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 和歌山県の将来像を大きな観点から描くのは良いことだが、釜山港や神戸港と比較すると和歌山の港を海上物流拠点にするには無理がある。理由としては、港が小さく、拡張するには莫大なお金がかかる、物流拠点となる建物を建てる土地が狭い、道が整備されておらず、流通経路を確保しにくい、労働者となる若い人が少ない、などが考えられる。今ある港湾施設を利用して港湾を活性化できる方策はないのだろうか。例えば、和歌山の港巡りツアーなど、県民に現状を理解してもらうところから始めてはどうか。(無職 匿名・68歳)

(ニュース和歌山2015年4月11日号掲載)