全国でプレミアム商品券の発行が相次いでいる。各地域のお店で、販売価格より何割か多い額の買い物ができるもので、発売後即完売との自治体もある▼和歌山市も5月末まで予約を受け付け中だ。商品券1万2000円分が1万円。1世帯5セットまでで、中学生以下がいれば子どもの人数分を上乗せできる。17万セットを販売し、応募多数の場合は抽選となる▼発行目的は「市内における消費を喚起し、小売・サービス業等活性化を図る」とある。利用期間は7〜11月の5ヵ月で、6万円分の商品券が当たっても1ヵ月あたり1万2000円。普段の食費で消えてしまう額だ。果たしてこれで消費が伸びるのか? 期間中は財布のひもが多少緩んでも、その後は冷え込むのでは?▼…と疑問を抱きつつも、2000円オトクとの誘惑に勝てず、子ども2人がいる我が家は7セットを申し込み済み。得した現金2000円でちょっと豪華な食事でも楽しめば消費は伸びるのだろうが、貯金に回すか、さてさて…。(西山)
(ニュース和歌山2015年5月16日号掲載)