提案者：足立 朋実 （JICA和歌山デスク）
和歌山に移り住んで２年、車を持っていない、免許すら持っていないと言うと驚かれる日々が続いております。でも、平坦な和歌山市内は自転車とバス・電車の時刻表を念入りにチェックすればやっていけるものです！ ですが、長距離移動、特に目的地が駅から離れていると、なかなか難しい。乗り換え待ちなどでとても時間がかかります。そこで「車の相乗りサービスの普及」を提案します。
以前、フランスに旅行した時に使った「ＢｌａＢｌａ Ｃａｒ（ブラブラカー）」という車相乗りのウェブサービスがとても便利でした。車で長距離移動を予定している人はこのサイトに出発日時、空いている座席数、１席分の代金（ガソリン・高速代合計÷席数）を入力します。車のない人はその情報を見て、同じ日、同じ場所に行く車を探して空いている座席を予約、希望の乗車場所を伝えます。
当日、ピックアップしてもらい、楽しくおしゃべりをしながら行き、現地に到着したらサヨウナラ！ 支払いはクレジットカード登録し、到着後、運転手に支払われます。運転手はガソリン代、高速代を節約でき、相乗り客は車がなくても目的地まで直行できてお互いお得。そして何より、退屈な旅の移動中の連れができるという大きなメリットが！ 旅行者も利用できるので地元の人におすすめスポットを聞くこともできます。運転手、相乗り客によって穏やかな雰囲気だったりにぎやかだったり様々でしたが、その差を楽しむのも旅行の醍醐味ですね。
このご時世、見知らぬ人の車に乗るなんて怖い、乗せるなんて怖い、と感じると思います。そこで便利なのが、このウェブサイトの評価システム。乗った後、人柄はよかったか、運転は乱暴じゃなかったか、約束を守ったかなどを評価して登録します。相乗り客は最初に車を選ぶとき、評価の高い運転手を選び、逆に運転手は評価の低い相乗り客を拒否できます。この便利なシステムを今後も使いたかったら、品行方正な運転手・相乗り客になる事が必須、という仕組みです。
エコロジーかつエコノミーなこの仕組みが和歌山でも使えると、旅行や仕事で行ける場所の幅がきっと広がるはずです。
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ニュース和歌山編集部「よくする法案」係
法案への読者の声
歴史ある建物守ろう 1月28日号掲載
◎今までは駅や図書館など新しく建て替えられるものばかり注目していた。でも、そんな未来を想像したとき、歴史ある建物がないと寂しい気がする。新しい建物ができもっと住みやすくなり、歴史ある建物と地域を愛する心が残される。そんな未来が来ればいい。（会社員・匿名 38歳）
◎歴史、文化という言葉にこだわりすぎて、柔軟性を失ってはいないか…そう思うことが時々ある。古きよき部分はもちろん残すべき、受け継いでいくべきであるが、老朽化する建物周辺の治安問題が気になるところ。時代の変化とともに建物も人も変化して当然。本当に残すべきかどうか、思いきった取捨選択も時には必要だと思う。（主婦・匿名 30歳）
（ニュース和歌山より。2017年2月11日更新）
