すっかり春らしくなってきましたね。暖かくなってくると軒先で飼っているめったん(黒江ことばで「メダカ」の意味)も顔を出してきます。冬は潜って冬眠しているんですよ。そして、めったんが動き出すように、黒江めった祭りの準備も本格的に始まりました。第7回を迎える今年は5月28日㊐に開催が決定しています。
第1回は6年前。思い出すと、私を含めた実行委員会のメンバーでチラシのアイデアを連想ゲームのように出し合い、「く・ろ・え・め・っ・た・ま・つ・り」の9文字を9マスでカルタのようにすること、そのマスに黒江やイベントが思い浮かぶイラストや文字を入れるなど、こだわりをいっぱい詰め込みました。
初めのころはイベント内容が分かりにくいって言われていたチラシですが、今ではこのイメージが定着してきたのではないでしょうか。左下には着物姿の女性が和傘を持って歩いていますが、コロナ禍の昨年はマスクをつけていました。今年はマスクを外して、コロナ禍の一つの収束を表現します。ぜひ第7回のチラシを手にしてくださいね!
昨年、開催後に小学生のお子さんがいるお父さんから、「開いてくれてありがとう」と声をかけていただきました。子どもたちの気持ちや心が晴ればれしていたそうです。コロナ禍の中で行動制限がかかっていましたが、今年もその気持ちを吹っ飛ばす手助けになるよう、実行委員一同、頑張ります!
黒江めった祭りのようなイベントはまるで団体競技のようだと思います。主催者、出店者、そして参加者の三者で成り立っています。競技中や競技終わりに「やってよかった」と一体感と高揚感を幾度となく味わっています。それぞれの立場で主体的に楽しんでくれるのがうれしく、やりがいがあります。にぎわう光景を見るのが大好きで、街が喜んでいるとさえ感じます。お友だちや家族でつれもて来るもよし、おひとり様でもよし、ぜひそれぞれの楽しみ方を満喫してください。
このコラムを書くことは新たな挑戦でした。この経験がまた一つステップアップになりました。「読んだよ」と感想を寄せてもらえることも幸せでした。1年間のご愛読ありがとうございました!
黒江コンシェルジュ 瀬戸山江理(第2土曜担当の瀬戸山さんは今回が最終回です。)
(ニュース和歌山/2023年3月11日更新)