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お父さん まなぶ、8時から『真田丸』見たいんだんけど。

まなぶ えー! 『世界の果てまでイッテQ!』見たいのに…。時代劇って難しそうでよく分からないよ。

お父さん そんなこと言うなよ。主役の真田幸村は和歌山に関係のある人物なんだぞ。

まなぶ えっ? そうなの?

お父さん 今から約400年前、戦国時代から江戸時代にかけて活躍した武将だ。「真田信繁」とも呼ばれ、天下統一を果たした徳川家康が恐れるほど強かったんだぞ。

まなぶ そんなすごい人が和歌山にいたの?

お父さん 幸村自身は長野県の出身だよ。ただ、1600年の関ヶ原の戦いで家康に刃向かった。戦いの後、高野山のふもとにある九度山で14年間、謹慎させられたんだ。

まなぶ 14年もいたんだ。ところで、番組名の『真田丸』って何?

お父さん 1614年、家康は豊臣秀吉の息子、秀頼がいる大坂城を攻めた。「大坂冬の陣」だね。幸村は秀頼の味方につき、その時に築いた砦が〝真田丸〟と呼ばれたんだ。徳川軍はこの砦でとても苦戦したんだ。

まなぶ 大活躍だったんだね。

お父さん そうだね。翌年の「大坂夏の陣」の前に真田丸は壊されてしまい、幸村は夏の陣で家康の陣地へ突撃した。その勇ましい戦いぶりは全国に知れ渡り、「日本一の兵」と讃えられたんだよ。

写真=NHK大河ドラマ『真田丸』より

(ニュース和歌山2016年1月27日号掲載)