きくこ 友達のお父さんが消防団に入ったって聞いたよ。消防士さんとはまた違うの?
お父さん うん、違うよ。消防士は消防署で毎日働いている人で、消防団は別の仕事につきながら、火事や災害があった時に現場へ行って、消防士を手伝う人だよ。消防士も消防団も、火事の火を消して、台風や津波からみんなを守ってくれるんだ。
きくこ そうなんだ。消防団にはだれでも入れるのかな?
お父さん 18歳以上だったら、会社員や学生でも入れるよ。
きくこ へぇ~。和歌山県には今、消防団の人は何人ぐらいいるの?
お父さん 全ての市や町に消防団があって、全員で1万1849人だよ。でも、お年寄りがやめたり、新しく入る若者がいなかったりで、少しずつ減ってきているんだ。ただ、最近は「地元を守りたい」って思う女性の団員も増えているよ。
きくこ そうなんだね。まちのためにがんばってくれているんだね。
お父さん みんなの命を守る、すばらしい仕事だね。
(2016年6月22日号掲載)