竹とんぼ、こま、たこあげと色々な昔遊びがあるけれど、お手玉を体験したことはあるかな? 和歌山市東高松の高松小学校3年、江澤迪(いたる)さんは、日本のお手玉の会の2段に合格した和歌山県内最年少の有段者。和歌山のお手玉の会が毎月、和歌山県立図書館で開く教室で腕を磨いています。「お手玉3つを使ったジャグリングにも挑戦します。もっと上の段を目指し、将来はお手玉の先生になりたい」と目を輝かせます。
もしもし亀よ♪亀さんよ♪ 童謡に乗せてテンポ良く両手で2個のお手玉を操る迪さん。シニア世代の仲間たちがその様子を見守ります。最後まで失敗せずにできると拍手。メンバーからアドバイスをもらい、もっと難しい技に挑みます。母の美也子さん(41)は「汗だくになるまで集中して練習します。得意なものが見つかり、自信になっているようです」。
始めたのは幼稚園年中。お手玉に踊りを組み合わせたり、的当てをしたりと様々な遊び方に楽しさを感じました。 両手で2個を操る「両手2個ゆり」はすぐマスターし、800回以上続けられように。昨年、2段の認定試験「片手2個ゆり」に挑戦し、合格に必要な15秒以内に30回をできるようになりました。迪さんは「一度はあきらめかけました。頑張るとできるようになるのがうれしい」とにっこり。
指導する森勝代さん(70)は「頑張り屋さんで、『もっと上手になりたい』と向上心がある。五感を使った昔遊びの良さを広げてほしい」と目を細めています。
お手玉遊び交流会
【日程】7月30日(土)
【時間】午前10時〜正午
【場所】和歌山市市小路の河北コミュニティセンター
【内容】ヨーヨーお手玉やけん玉お手玉を使った遊びと、京都の四季を表現したお手玉演舞を鑑賞する
【参加費】中学生以下無料 高校生以上500円
【申し込み方法】氏名、年齢、性別、電話番号を27日までに森さん(073・452・8627FAX兼)
(ニュース和歌山7月13日号掲載)