身近な不思議 楽しく学ぼう

 「なぜ?」「どうして?」と考えることは、科学を学ぶための第一歩。身の回りの「?」について、体験しながら学習できる「ふしぎ体験! 科学広場」が、和歌山市立こども科学館(同市寄合町)2階に誕生します。昨年12月から工事のため、今は休館していますが、3月3日(土)にリニューアルオープン。楽しみながら科学の不思議を学べます。

 1981年の開館以来、132万6000人が訪れたこども科学館。プラネタリウムや実験工作教室が人気で、今は毎年約4万人を集めます。これまで、1、3階はリニューアル工事をしましたが、2階は今回が初めて。展示物49点のうち、29点を新しく入れ、前からあった20点を作り直しました。

 2階に新しくできた科学広場は「光」「音」「電気と磁力」「力と運動」と4つのコーナーがあります。中でも、目に見えない音を〝見る〟ことができる装置「音を見よう」(写真)は注目。小さな粒が入った筒の中で音を鳴らすと粒が動いて模様が浮かび上がり、音の高さを変えると模様も変化します。

 準備を進める科学館の野上聖児さんは「遊び感覚で科学の面白さにふれ、興味を持って自分で勉強するきっかけをつかんでほしい。ここから未来の科学者が生まれるとうれしいですね」と笑顔を見せます。

 

◎入館料、プラネタリウム=各300円(小中学生150円)
 土曜午前はいずれも小中学生無料 ※3/3は入館無料
 開館=午前9時半〜午後4時半/休館=3月2日㊎までと㊊
 電話番号=073・432・0002

(ニュース和歌山/2018年2月28日更新)