もうすぐ新学期。新しい学校生活に胸を躍らせている子もいるのでは? 世の中には専門学校や大学で勉強してテストに受かり、資格を取得して初めてなることができる仕事があります。今回はそんな職業の中から、看護師と美容師について話を聞きました。
看護師:日赤和歌山医療センター 戸上りささん
看護師は日本赤十字社和歌山医療センターの小児科病棟で働く戸上りささん(25)です。
──なぜ、看護師に?
「小さいころ、体が弱く、病院に通っていました。その時の看護師さんがやさしく、ナイチンゲールの絵本を読んであこがれました」
──やっていて良かったと思う瞬間は?
「子どもたちが治療に耐え、頑張って病気を治し、元気に帰ってくれた時です。地元の和歌山でこうした笑顔を見られるのが何よりのやりがいです」
──こころがけていることは?
「入院している子どもたちが暗い気持ちにならないように明るく接しています。いろいろな病気の子がいますが、治療について、絵本などを使って、分かりやすい言葉で伝えるように工夫しています」
美容師:美容室Re*pos(ルポ) 野中友浩さん
次は、美容室Re*pos(和歌山市北島)の美容師、野中友浩さん(36)。働き始めて17年目です。
──美容師になるには?
「まず国が行う試験に合格し、美容師免許を取らなければなりません。私の場合はその後3年、店で修業しました。その間は頭を洗ったり髪を染めたりしますが、お客さんの髪を切らせてはもらえず、毎日4時間、人形で切る練習をしました」
──意識しているのは?
「流行は常にチェックします。お客さんと相談しつつ、服装や生活スタイルから髪型や髪の色を決めます。お客さんがイメージしている髪型を形にするのは楽しいです」
──やりがいは?
「マッサージも行うので、お客さんにくつろいでもらえます。心もきれいになって帰ってもらえるのがうれしいですね」
写真=お客さんの見た目も心もきれいにします
(ニュース和歌山/2018年3月28日更新)