まなぶ お父さん、公園でカミキリムシをつかまえたよ。
お父さん え! 見せてごらん。ああ違うか。クビアカツヤカミキリかなと思ったよ。
まなぶ クビアカツヤカミキリ?
お父さん うん。最近、ニュースで取り上げられることが増えている外国のカミキリで、飼ったり、放したりしてはいけない特定外来生物に指定されてるんだ。
まなぶ 前にヒアリの話を聞いたね。ヒアリみたいにかみつくの?
お父さん いや、このカミキリは農作物に被害を及ぼすんだ。幼虫がウメ、モモなどの木の中に入り、食い荒らして枯らすんだよ。
まなぶ ウメ、モモ…、和歌山の作物が多いね。
お父さん そうなんだ。全国では7都府県で見つかっていて、大阪ではモモの産地で増えている。和歌山県庁の人は入ってこないよう警戒しているんだよ。
まなぶ そうなんだね。
お父さん サクラも好物だから、お花見スポットにも注意がいるんだ。他の県では桜並木を全部切った所もあるみたいだよ。
まなぶ お花見ができなくなっちゃうね。
お父さん うん。幼虫がいる木には、フンと木の粉が混じったうどんみたいなフラスというものが付くらしい。見かけたら、県庁に連絡がほしいみたいだよ。
まなぶ ぼくも公園のサクラを注意して見てみるよ。
写真=成虫は、頭の下が赤く、とび出している部分があるのが特徴
(ニュース和歌山/2018年6月27日更新)