マリーナシティのポルトヨーロッパ近くに、ヨットを楽しめる和歌山セーリングセンターがあるのを知ってますか? ここで活動する「B&G和歌浦海洋クラブ」では、小学生〜高校生17人がヨットの練習に励んでいます。

 セーリングとは、風を受ける帆を張り、その風の力でヨットを進ませ、速さを競うスポーツ。和歌山セーリングセンターは、オリンピック選手も練習するナショナルトレーニングセンターに選ばれている施設です。

 B&G和歌浦海洋クラブは月3回、日曜日に練習しています。使うのはOP級という小型のヨット。子どもたちは風の向きや強さに注意しながら、ヨットを操ります。

 智辯和歌山小5年の岸玲大くんは「自分と風だけでヨットを動かせるところが面白い」。2人のお兄さんと一緒に活動する黒江小4年の木下琴穂さんは「風を受けて、お兄ちゃんよりきれいに走らせたい」とにっこり。

 2月の和歌山コールドカップに出場し、初心者向けのBクラスで優勝したのは浜宮小6年の奥林寿斗くん。「海でするスポーツは少なく、楽しそうだと始めました。次はAクラスで良い順位を」と目を輝かせます。

 指導する中村厚子さんによると、練習開始から2ヵ月もすれば、一人で乗れるようになるそう。「海に出ると風が帆に当たる音しか聞こえません。セーリングを通し、自然のすばらしさを味わってほしいですね」と話しています。

 皆さんもヨットで風と友達になりませんか?

写真上=和歌浦湾を並んでヨットを進める、同中=落ち着いてヨットを操る、同下=ヨットの準備は自分たちで

 

春の見学体験会

 4月20日㊏と21日㊐各午前10時、和歌山セーリングセンター。小2~中学生対象で保護者同伴。無料。各日15人。希望者は氏名、学年、保護者名、住所、電話番号を電話(073・448・0251)かメール(info@wakayama-sailing.org)で伝える。

(ニュース和歌山/2019年4月10日更新)