体長1㍍ほどのネコザメ。夜に活動し、昼は海底でじっとしています。とげは上からの敵に対する武器? ちなみに、深海にすむツノザメ類も背びれにとげがあります。口が下向きで、海底の貝類などを歯でかみつぶして食べ、「サザエワリ」とも呼ばれます。食べる時にとげは使わない?

 すさみ町立エビとカニの水族館長の平井厚志さんによると、「天敵にのみこまれる時に身を守る役割があると考えられています。とげの使い方は他にもあるかもしれませんね」。同じサメでもサンゴ礁などにすむイヌザメやテンジクザメにはとげがありません。皮膚の感触はネコザメがざらざら。サメの色々な体つきを、水族館で確かめましょう。

写真=背びれに小さなとげがある

(ニュース和歌山/2019年6月12日更新)

 

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