和歌山市のこうきさん（小４）の質問
猫は高い所からうまく飛び降りるけれど、犬はできないのはなぜ？ 犬は高い所が苦手と聞いたことがあります。
ネコ類は森林、イヌ類は草原で暮らしやすい体つきで、狩りの仕方も関係あります。
藪の中で待ち伏せ、前足を使って一瞬で獲物を捕まえる猫の背骨は柔らかくしなり、獲物に飛びつく瞬発力となります。高い所から飛び降りる時、この柔らかい体が衝撃を和らげます。
一方、犬は開けた場所で獲物を走って追って捕まえます。持久力が持ち味で、背骨はあまり動かさず、長い足と、出たままの爪で地面を蹴って走ります。
猫は元々、野生のリビアヤマネコ、犬はオオカミだったとされます。それぞれ野生の習性を引き継いでいるので、違いを調べてみましょう。
写真＝ポケットさんの愛犬と愛猫
（ニュース和歌山／2019年7月10日更新）
生き物たちの「？」大募集
自分で生き物をよく観て、不思議に思うことを教えてね。
ポケットさんが一緒に調べて（考えて）くれるよ。
【送ってほしいこと】
・生き物の種類（写真もあれば）
・見つけた場所、年月日と時間
・不思議に思うこと
・住所、名前（ペンネームOK）、年齢、電話番号
【応募先】
ニュース和歌山編集部「生き物係」
ハガキ＝〒640・8570（住所不要）
メール＝hayashi@news-w.jp
ＦＡＸ＝073・431・0498
ポケットさん（松本朱実さん）…動物教材研究所pocket主宰。生き物の見どころや調べ方をアドバイス。「生き物の『？』調べ隊」ブログhttp://ikimonohatena.ikora.tv/
