蛇口をひねると出てくる水。和歌山市では、紀の川の水をきれいにして作っています。川のそばにある加納浄水場を見学しました。

①泥を取る

 まず、紀の川から水を取り、 6つの池を移動させながら水と泥・砂を分けます。この作業に半日くらいかかります。監視室で24時間、機械がちゃんと動いているか見守っています。

 

②消毒する

 さらに小さな汚れを取り、飲んでも大丈夫なように塩素で消毒したり、炭の粉で臭いを取ったりします。

 

③ためる

 完成した水を、みんなの家に届けるための配水池にためておきます。配水池は秋葉山や花山など高い所にあります。

 

④家で使う

 風呂やトイレ、洗濯など、毎日たくさんの水を使っています。和歌山市で1日に使う水の量は、学校のプール約460杯分もあります!

 

加納浄水場の南方則之さん…水は自然の宝物。安心して飲める水にするにはたくさん時間がかかります。出しっぱなしにせず、大切に使ってね。

 

水のまめちしき

Q1.1人が1日に使う水の量はどれくらい?

➡約230リットルです。災害に備え、飲み水については普段から準備しておこう。

Q2.和歌山市の水道管を全部つなげると、どれくらい?

➡約1500キロ。和歌山市から北海道の端までの距離と同じです。

 

Q3.どうやって水の安全を確認している?

➡水をきれいにする途中でメダカを飼い、紀の川から入ってきた水の安全をチェックしています。メダカは環境の変化に弱く、水に異常があると動きが鈍くなるので、すぐに分かります。

(ニュース和歌山/2020年4月11日更新)