なわとびや大縄で和歌山ナンバーワンに挑戦できる「きのくにチャレンジランキング」。和歌山県が作ったインターネットのページに記録を登録すると、リアルタイムで県内での順位を知ることができ、チャレンジする小学生が増えています。
クラスや学年単位で登録する団体部門と個人部門があり、団体は8の字に走りながら大縄をとぶ「8の字とび」、「馬とび」、「一輪車リレー」など10種目、個人はなわとびの「交差とび」、「二重とび」、「交差二重とび」など6種目あります。
学年、種目別に1位を目指し、大縄やなわとびが人気です。2007年に4万人だった参加者は現在、約10万人に。全国体力調査では、県内の小5の体力合計点が昨年、過去最高を記録するなど、成果が出ています。
4〜9月の前期と10〜2月の後期でそれぞれ表彰があり、記録の登録が多い学校に大賞が贈られます。団体で6期連続大賞をとっている岩出市根来の根来小学校は、毎週水曜と金曜の朝に全校児童が8の字とびに挑戦しています。
6年3組は、得意な子と苦手な子のとぶ順番を工夫し、かけ声や回す速さを調整して、200回前後だった記録を300回近くに伸ばしました。中辻望くんは「とび方やタイミングを教え合って、みんなで記録に挑むのが楽しい」、半田悠貴くんは「目標をクリアすると達成感があります」と目を輝かせます。
海南市重根の巽小学校は今年前期、個人部門で最も多く登録し大賞に。3年A組の黒原千倖子ちゃんは「他人の記録じゃなくて、過去の自分の記録がライバルです」、筒井大稀くんは「楽しみながら続けていると記録が伸びました」と笑顔をみせます。
同じ目標を持つことでクラスの結束が固まり、運動も楽しくなります。これからなわとびをする機会が増える季節。みんなで挑戦してみては?
(ニュース和歌山2015年10月14日号掲載)