まなぶ この間、ぶらくり丁を歩いていると、閉まっていた店がレストランになって、野菜を売ったりピザ作りの教室を開いていたよ。
お父さん リノベーションだね。
まなぶ りのべーしょん?
お父さん 元々ある建物を修理したり改造したりして、新しい使い方をすることだよ。そうすることで、人が集まるようになる。空き店舗を減らし、街を盛り上げる方法として、注目を集めているんだ。
まなぶ 街がにぎやかになるの?
お父さん 北九州市が2011年からリノベーションスクールという教室を開き始めると、空き店舗に新しい店が入り、地域全体が元気になったんだ。その方法を学ぼうと全国から多くの人が訪れているよ
まなぶ 和歌山にもあるの?
お父さん 北九州の方法がすごく良かったから、同じスクールを2013年度から和歌山市が毎年開いているよ。まなぶが見た店も受講生が立ち上げた店で、農業と街の人をつなごうとしているよ。ほかに、大学の拠点や住居として再生したところもある。ぶらくり丁で定期的にイベントを開いたり、将来店を持ちたいと考える人に空き店舗を貸したりと、受講生たちが頑張っているよ。
まなぶ スクールに参加したいな。
お父さん 11月6日(金)~8日(日)にあるよ。まなぶにはまだちょっと早いけど、自分たちの街に関心を持つのは良いことだね。
写真=リノベーションを実践で学ぶ
(ニュース和歌山2015年10月28日号掲載)