12月ももう半ば。ニュース和歌山子ども版も、今年最後となりました。みなさん、今年1年けんかせずに仲良く過ごせましたか? 思い当たるところがあったら、手紙で相手に気持ちを伝えてみては? 今回は、争いごとやもめごとを法律で解決する裁判官、みんなの家まで手紙や荷物を届ける郵便局員に話を聞きました。
和歌山地方裁判所 岩谷彩さん
はじめは、和歌山市二番丁の和歌山地方裁判所で裁判官として働く岩谷彩さん(27)です。
──どんな仕事ですか?
「争いごとについて、訴えた人、訴えられた人の言い分を聞きます。どちらが正しいかはっきりさせる判決を出して争いごとを解決します。お互いの話し合いを勧めることも多いです。この他に、罪を犯したと疑われている人を捕まえてよいか判断する仕事もしています」
──仕事で心がけていることは?
「答えを出す前は、いつも逆の答えを出すことはできないか、いろいろな可能性を考えるようにしています」
──やりがいを感じるところは?
「裁判で訴えた人、訴えられた人たちが、争いに決着を付けて悩みを解消し、次の日から前向きに生活していけるようにできるところです」
和歌山中央郵便局 藤田達也さん
次は、和歌山中央郵便局(和歌山市一番丁)の藤田達也さん(27)。働き始めて9年目です。
「郵便物を集めたり、配ったり、お届け先にハガキを持って行って売ったりしています。この時期は年賀ハガキがよく売れますね」
──うれしい瞬間は?
「配達したときに『ありがとう』『お兄ちゃんに配達してもらえて良かった』と言ってもらえたときです」
──気をつけていることは?
「住所や名前などの個人情報を扱うので、違う人のポストに入れないように、ハガキや手紙同士がくっついていないかよく確認します。郵便物と一緒に真心をお届けする気持ちで、常に笑顔を意識しています」
(ニュース和歌山/2017年12月13日更新)