11月の児童虐待防止推進月間に合わせ、和歌山子どもの虐待防止協会はオンライン講座「トリプルP前向き子育てプログラム」を10日㊌に始める。

 2020年度に県子ども・女性・障害者相談センターへ寄せられた相談は1726件で、前年の1691件を上回り、過去最多を更新した。

 トリプルPはオーストラリアで開発された子育て支援の取り組み。育児への前向きな考え方や、子どもの問題行動の要因と対処法、良い関係を築くための方法を教える。柳川敏彦事務局長は「親の情緒が不安定だと子どもも不安になる。子育ての知識やスキルを身につけ、自信を持って子どもと向き合って」と願う。

 和歌山県内在住者対象。無料。希望者は同協会HP

(ニュース和歌山/2021年11月6日更新)