すき焼き用やカレー用など、20種類以上の肉が並ぶ「ミートパッカーキヨシ」。働いて15年の松本和夫さん(37)に聞きました。

──どんな仕事ですか?

 「牧場から届いた250㌔ほどある大きな肉を、包丁や専用の機械で切り分けて販売します」

──大変なことは?

 「すじ切りという作業です。肉にはどの部分にもすじがあり、取るとやわらかくなります。細かな仕事で大変ですが、欠かせません」

──大事なのは?

 「感謝の気持ちです。飼育員さんが心をこめて育てた牛。その命をいただいて、私たちは大きくなります。これを忘れずに、皆さん好き嫌いなく、残さず食べてほしいです」

(ニュース和歌山/2023年4月8日更新)