地震が起きた時について聞かれたら、「すぐ机の下に隠れる!」と答えますね。では、1人で留守番をしている時だったらどうするか、考えたことはありますか? 防災士の奥田恭久さんに、気をつけたいポイントを聞きました。

 

まず身を守る

 地震が起きた時、家に1人だったとしても、まず自分の身を守ることは変わりません。机の下や家具が倒れてこないところに逃げて頭を守り、揺れがおさまるのを待ちましょう。

 

避難する時は

 地震が起きたらどうするのか、家族と相談しておきましょう。避難する時はどこに行くのか、どの道を通るのかなどを決めておくと安心です。避難ルートを前もって家族と歩いて、安全を確かめておくのがオススメ。

 

防災を習慣に

 普段から、「地震はいつ起こってもおかしくない」と備えることが大切です。家の中を見て、物が落ちてきそうなところや、逃げ道をふさぐものを置いていないかなどに注意しておきましょう。気になることがあったら家族に伝えて、見直す機会に。生活の中で、防災について考えることを習慣にしましょう。

 

子ども用防災セットの例(和歌山市防災学習センター)

日本防災士会和歌山県支部の奥田恭久さん

 災害が起きた時「これが絶対正しい」という対応はなく、命を守れた時に初めて正解と言えます。1人で考えるのは難しいので、日ごろから家族でしっかり話し合っておきたいですね。

 

 

 

 

 

(ニュース和歌山/2023年7月15日更新)