和歌山市有本にある紀の川大堰が完成して今年で20年です。近くを通るたびに「なんだろう?」と気になっていたので、どんな施設なのか聞いてきました。

 

川の水を管理

 紀の川大堰は、水の流れや量を管理する施設です。両端2つの「流量調節ゲート」で上流の水面の高さを一定にし、大雨の時は中央5つの「主ゲート」を開け、大堰より上の水があふれないようにします。

 そばにある「水ときらめき紀の川館」2階の操作室で、開け閉めしています。

 

生活用水守る

 紀の川の水は、生活で使うために利用されます。海水が入り込まないようにし、雨が降らない時に備えて、必要な分を溜めておく役割があります。

 

自然に優しい

 両脇に「魚道」を造り、川をさかのぼる魚が大堰よりも上に行けるようにしています。生き物の生活と自然を守っています。

 

和歌山河川国道事務所の堀内厚志さん

 まずは、魚道観察室に来てください。3~5月は鮎が川をのぼっていく姿が見られますよ。川と環境に興味を持ってもらえるとうれしいです。

 

 

 

 

(ニュース和歌山/2023年11月11日更新)