鳥のように空を飛ぶドローン。映像を撮るだけでなく、社会のいろんなところで役立っている先進の技術です。操縦士であるドローンパイロットを紹介します。

 ドローンを自在に操るパイロットの小西宏美さん(44)に聞きました。

重さ25㌔以上にもなる機体も

──きっかけは?

 「『空を飛んでみたい』と夢見たのが始まりです。ライセンスを取り、いまはドローンで空撮や測量、農薬散布などを行う会社で働いています」

──面白いところは?

 「未来に広がりがあるところです。熱中症の心配がある農業や建設業の仕事をお手伝いしたり、災害の孤立地域に物を届けたり、荷物の受け渡しを効率化したり。社会にも大いに役立ちます」

 

──心がけていることは。

 「安全です。人を助ける技術でも、もし墜落したら事故になります。どんな事態にも対処できるよう、練習を重ねています」

──なりたい子に一言。

 「この仕事はチームが基本。コミュニケーション力を養ってください」

(ニュース和歌山/2025年4月12日更新)