まもなくハロウィン! カボチャのランタンを思い浮かべますが、地元和歌山では同じオレンジ色の「柿」を使った新たな楽しみ方が生まれています。PRするのは農家を支えるJAグループ和歌山。県内5万㌧、全国1位の生産量を誇る特産品を、ユニークなレシピや動画で発信中です。
柿は大きく分けて2種類。種がほとんどなく果肉が柔らかい渋柿と、大半に種があり、しっかりとした歯ごたえの甘柿があります。和歌山では渋柿の一種、刀根早生柿が多く作られ、実が大きく甘いのが特徴です。
「柿が色づけば医者は青くなる」と言われるほど、柿は栄養満点。1つ食べるだけで、1日に必要なビタミンCがとれ、食物繊維も豊富です。
JAはあまり柿を食べない若い人向けに柿の良さを伝えようと、ハロウィンにちなんだPR活動を行っています。貼ると柿がハロウィンに使われるカボチャのように見える目と口の形をしたシールを配り、ヒップホップラッパーのDJみそしるとMCごはんさんが歌う楽曲『KAKIで今夜はPARTY! !』を製作。地元のゆるキャラ「かきたん」や「かき音ちゃん」らが柿料理でハロウィンパーティーを楽しむミュージックビデオをホームページで公開しています。
旬を迎えた柿が並ぶ紀の川市豊田のめっけもん広場では、入口近くでミュージックビデオを流しています。同市から訪れた尾上純子さん(31)は「柿は普段からよく食べます。ハロウィンと
組み合わせる発想がユニークですね」と笑顔を見せていました。
ホームページでは、ペペロンチーノ、シャーベット、バーガーなどの柿料理の作り方を紹介。今年のハロウィンは地元産の柿を使った料理で盛り上がろう!
作り方はJAわかやまホームページを見てね!
柿を使ったミルフィーユやフライ、柿カレー
(2016年10月26日号掲載)