世界各地や紀美野町にいるチョウの標本が並ぶ「むし展~かわひらこ」が3月19日㊏~3月21日㊊、同町下佐々のきみのさいか亭で開かれる。同町の会社員、猪狩(いがり)元気さんが集めたコレクションを披露する。
5年前、地域おこし協力隊として栃木県から同町へ移住した猪狩さん。小学生時代は楽しんでいた虫取りを2018年に再開し、インスタグラム「紀美野昆虫図鑑」へ投稿してきた。
展示会は今回が初めて。オーストラリアで直接買ったオオルリアゲハをはじめとする世界のチョウのほか、地域おこし協力隊時代、農家から幼虫をもらい、成虫まで育てたアゲハチョウ、西日本特有のイシガケチョウなどチョウが中心だ。タマムシ、カマキリを含め、町内で捕まえた虫の標本や写真約600点を出品する。「近所でも虫を取る子どもをあまり見かけません。今回の展示が昆虫にふれ、環境保全について考える入り口になれば」と願う。
午前11時~午後5時。
(ニュース和歌山/2022年3月19日更新)